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”梅に鶯” [随筆]

2月15日・・・”梅に鶯”

”梅に鶯”は日本では良く耳にする言葉です。
ところが野鳥撮影を始めて気付いたのですが、梅に鶯という光景は一度も見たことが
ありませんし、見たという話も聞きません。
大体警戒心の強いウグイスが見通しの良い梅の木で囀る姿なんて想像もできません。

というわけでどうしても納得できず、調べてみました。
その結果、わたしを含む多くの日本人が誤解していることが判明しました。
「知らぬは私だけ」だったかも知れませんが(泣き。

”梅”と”鶯”はそれぞれ早春を代表するもので。それを組み合わせただけ。
梅の木に鶯が留まるということではないそうです。
よく似合うとか、取り合わせがよいと言う意味だそうです。

春には梅の花が咲き、鶯が鳴き始めるという心象を表した言葉っていうことですね。
野鳥ファンの印象は「梅にメジロ」「竹(藪)にウグイス」でしょうか。

これで疑問が一つ解けました。すっきり!!\(^O^)/
                         <坂の上の蜘蛛>


①鶯は春先の繁殖期には枝の上で「ホー・ホケキョ」って囀ります。
IMG_7976-LR.jpg

②繁殖期以外は笹藪か垣根の中をウロチョロしており、目立つところには出ません。
A22W0895-LR.jpg

③梅にメジロはよく見られます。
IMG_7621-LR.jpg

④都内某所の河津桜にメジロです。
IMG_7040-LR.jpg
*メジロの方が日本の四季にマッチしているかも。
                            <END>

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コメント 4

granpatoshi

こんばんは♪

「梅に鶯」・・・おっしゃる通りですね。私も以前、調べました。
バードウオッチャーでもない限り、ウグイスとメジロを混同している
人も多いと思います。ウグイス餅なんて、ありゃメジロ餅ですね。

この時期だと、梅止まりはメジロ、ルリビタキ、エナガが期待できますね。

by granpatoshi (2013-02-15 20:32) 

坂の上の蜘蛛

こんばんは、

今日は雨で撮影に行けなかったので、静養日と決め込み、こんな事を調べたり・・・。

さすがtoshiさんは知ってましたね。(常識って言われそう)
でも誤解していたのは私だけではないと思いますけど。
それにウグイスってポピュラーな鳴き声と裏腹に、その色も然り、
姿も意外に知られていないようですね。
これから梅や桜が咲き出すと野鳥撮影の趣も少し変わりますね。
by 坂の上の蜘蛛 (2013-02-16 00:04) 

takenoko

ほとんどの人がメジロの色とうぐいす色の混同だと思います。
by takenoko (2013-02-16 11:41) 

坂の上の蜘蛛

takenokoさんこんにちは。
ウグイスの色は図鑑等でも「緑色を帯びた褐色」とか「オリーブ褐色」
と表現されていますね。
どうみても「うぐいす餅」のイメージにはほど遠いですね。

それにしてもtakenokoさん、良い環境にお住まいのようですね。
by 坂の上の蜘蛛 (2013-02-16 13:26) 

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