アオバト [野鳥・アオバト]
最近撮るものがないと嘆いていたが、考えてみたらアオバトがあった。
午前中2度行ったが、夕方の光線が良いのではと考えていたので即実行。
大磯付近の気象を確認。晴れ後曇りが気になったが風速4m/秒とまずまずの条件だ。
現地に到着するとかなり風は強目。しかし西方向(陸側)から吹いており、水しぶきはそれ程かからない。
まさに『本日天気晴朗なれど波高し』のコンデションだ。
ハトは数羽は頻繁に、時々50羽位の群れも飛来する。
少し距離があったのでしぶきにまみれたシーンは多く撮れたが、インパクトのあるドアップがなかった。
(次回は2倍テレコンでも使ってみるか。)
<坂の上の蜘蛛>
P.S.
この日、先着のご夫婦がいたので写真を撮りながら話しているうち、何と京都から来られたとのこと。
わざわざこの風景を観にいらしたそうです。
薄暗くなり引き上げようとした私とほぼ同時にご夫婦も帰路につきましたが、そのとき西の空に
先ほどまで隠れていた富士山が浮き上がり、富士山に沈む夕日に感激しご満悦の様子でした。
ご夫婦にとってきっと良い旅の思い出になったことでしょう。
磯で海水を飲むアオバト [野鳥・アオバト]
岩礁に群れ飛ぶるアオバト [野鳥・アオバト]
そこでふと思い浮かんだのが『本日天気晴朗なれど波高し』という有名な文です。
(この名文に秘めた真意や背景のややこしい話しは当ブログ範疇外であり省きますが
興味のある方は司馬遼太郎の坂の上の雲や日露戦争記録文献を拝読されたし。)
さて私なりの解釈ですが、『本日天気晴朗なれど波高し』とは
「磯のアオバト撮影に最適な条件を表現したもの」と理解しました(^_^)
「晴天」でなければアオバトと海の色が映えないし、
岩礁で砕け散る「波」がなければ躍動感のない写真になります。
あらためて『本日天気晴朗なれど波高し』言い得て妙の名文です。
今日はアオバトの群れは頻繁に現れましたが上記の2項が充たされませんでした。